エンジニアのためのフィードバック制御入門

目次
日本の読者のみなさんへ
監訳者まえがき
まえがき
第I部 基礎
1章 フィードバック制御への誘い
2章 フィードバックシステム
3章 システムダイナミクス
4章 制御器
5章 入出力信号を見極める
6章 精査と見通し
第II部 実践への準備
7章 理論を知る
8章 伝達関数の測定
9章 PID チューニング
10章 実装上の問題
11章 フィードバックの共通構造
第III部 ケーススタディ
12章 シミュレーションによる制御系の検証
13章 ケーススタディ:キャッシュヒット率
14章 ケーススタディ:広告配信
15章 ケーススタディ:サーバの数の調整
16章 ケーススタディ:キューの長さの制御
17章 ケーススタディ:冷却ファンのスピード
18章 ケーススタディ:ゲームエンジンのメモリ消費制御
19章 ケーススタディのまとめ
第IV部 理論
20章 伝達関数
21章 ブロック線図上での代数計算とフィードバック方程式
22章 PID 制御器
23章 極と零点
24章 根軌跡法
25章 周波数応答とボード線図
26章 本書の内容を超えた話題
第V部 付録
付録A 用語の説明
付録B Gnuplot でグラフを作成する
付録C 複素数
付録D より深く理解するために
監訳者あとがき
索引
紹介( powered by openBD )
「フィードバック制御」の歴史は古く、18世紀に起こった産業革命に起源を持ちます。本書は産業界では常識であってもソフトウェア業界では知られていなかったこの概念を、ソフトウェアエンジニアたちに広く紹介し、品質や生産性を上げることを目的に執筆された画期的かつ野心的な一冊です。著者は著名なPythonプログラマであり、ソフトウェアエンジニアの視点に立ち、理論よりも実用に重きを置いており、特に事例の多さは圧巻です。シミュレーションのコードがすべてPythonで書かれており、実際に試して、現場のプロジェクトに応用して生かすことができる実践的な内容です。